オセロの偶数理論を理解して終盤の勝率を上げる戦術

公開

蒸気機関の装飾が施された盤面で、黒と白の石が静かに配置されている様子

リバーシ(オセロ)の基本ルールを覚えて中盤の石の残し方に慣れてくると、最後に石の数を伸ばしきれず悩む場面が増えます。終盤の勝敗を分ける重要な考え方が「オセロの偶数理論」です。仕組みを理解すれば、スマートフォンでの対局でも落ち着いて勝ち筋を探せます。

偶数理論の基本と奇数空き・偶数空き

終盤になると、空きマスは盤面の端などでいくつかの孤立した区画に分かれます。偶数理論とは、各区画の空きマス数に着目し、その区画の「最後の一手」を自分が打てるように進める戦術です。

区画の空きマス数が偶数の場合、相手が先に打てば自分が最後に打てます。反対に奇数空きへ相手から打たれると、相手に最後の一手を渡してしまいます。最後の一手を打った側は、その区画の石を確定させやすいため、石数が大きく伸びます。

  • 奇数空き(1マス、3マスなど):自分から先に手をつけて、最後の一手を自分が打つことを狙います。
  • 偶数空き(2マス、4マスなど):自分からは手をつけず、相手に先に打たせて最後の一手を取ります。
abcdefgh123456783奇4偶
図1 白番。空き7マスが、3マスの奇数区画と4マスの偶数区画に分かれた終盤の局面
図1の局面を文字で見る

黒の石(28):f1 d2 d3 e3 f3 c4 d4 f4 c5 f5 g5 h5 b6 f6 g6 h6 a7 b7 c7 d7 e7 f7 g7 h7 e8 f8 g8 h8

白の石(29):a1 b1 c1 d1 e1 a2 b2 c2 e2 f2 a3 b3 c3 g3 h3 a4 b4 e4 g4 h4 a5 b5 d5 e5 a6 c6 d6 e6 d8

手番:白

空きの区画:a8・b8・c8(3 マス・奇数)、g1・h1・g2・h2(4 マス・偶数)

盤面(1 段目から):WWWWWB../WWWBWW../WWWBBBWW/WWBBWBWW/WWBWWBBB/WBWWWBBB/BBBBBBBB/...WBBBB

この図では、残る空きマスがa8・b8・c8の3マスの奇数区画と、g1・h1・g2・h2の4マスの偶数区画の2つに分かれています。手番の白は奇数空きから着手することで、区画内の最後の一手を確保しやすくなります。

古びた地図や歯車が置かれた机の上で、盤面を囲むように配置された黒と白の石

中盤の準備と定石の役割

終盤に偶数理論を有効に使うためには、中盤までの打ち方が大切です。序盤には兎(うさぎ)や虎(とら)、牛(うし)といった定石がありますが、どれも序盤・中盤に裏返す石を少なく抑え、相手の打てるマスを減らす狙いがあります。

自分の選択肢を多く残しておけば、終盤の偶数空きに無理に入らされる展開を防げます。また、XマスやCマスへ不用意に打たず、相手に隅を渡さない進行を心がけることが終盤の主導権につながります。

アプリの対局画面の盤。顔の描かれた黒と白の石が並び、置ける場所に点が表示されている。

アプリで遊ぶ

読んだ考え方は、実際に打って確かめるのが近道です。端末の中で考える AI と、電波が無くても最後まで対局できます。

App Store で入手Google Play で入手

終盤の着手判断まとめ

終盤を迎えたら、盤面にある空き区画のマス数を数えて着手を選びます。

abcdefgh123456781奇2偶
図2 黒番で黒31・白30、空き3マスがd1の1マスの奇数区画とa1・b1の2マスの偶数区画に分かれた局面
図2の局面を文字で見る

黒の石(31):e1 f1 g1 h1 a2 b2 e2 f2 g2 a3 b3 d3 f3 a4 h4 a5 d5 g5 h5 a6 b6 f6 g6 h6 a7 b7 g7 h7 a8 g8 h8

白の石(30):c1 c2 d2 h2 c3 e3 g3 h3 b4 c4 d4 e4 f4 g4 b5 c5 e5 f5 c6 d6 e6 c7 d7 e7 f7 b8 c8 d8 e8 f8

手番:黒

空きの区画:d1(1 マス・奇数)、a1・b1(2 マス・偶数)

盤面(1 段目から):..W.BBBB/BBWWBBBW/BBWBWBWW/BWWWWWWB/BWWBWWBB/BBWWWBBB/BBWWWWBB/BWWWWWBB

空き区画ごとの方針
区画の状態手番の判断狙い
奇数空きの区画自分から先に打つ相手に偶数空きを渡し、自分が最後の手を打つ
偶数空きの区画自分からは打たない相手に先に打たせ、自分が最後の手を打つ

スマートフォンのAI対局で練習を重ねる

温かい明かりが灯る部屋で、盤上の石が整然と並べられた落ち着いた情景

理論を覚えたら、実戦で空きマスを数える練習を重ねましょう。スマートフォンのリバーシアプリ『特許戦争』は、端末内で思考するAIとの対局を無料で遊べます。終盤の着手を振り返るAIの講評機能も無料で利用できるため、偶数理論の実践練習に適しています。

終盤の数え方を意識して一手ずつ丁寧に打つことが、安定した勝ちにつながります。

よくある質問

偶数理論とは何ですか?

終盤に分かれた空き区画で、最後の一手を自分が打てるようにする考え方です。最後の一手を打つと、その区画の石を大きく裏返して確定させやすくなります。

なぜ偶数空きには自分から入らないのですか?

偶数空きに自分から打つと、相手に最後の一手を打たれてしまうからです。相手に先に打たせることで、自分がその区画の最後の一手を確保できます。

偶数理論が崩れてしまう原因は何ですか?

中盤に打てるマスを減らされ、打ちたくない偶数空きへ打たざるを得なくなるためです。序盤から裏返す石を抑え、打てる場所を多く残す必要があります。

リバーシアプリ『特許戦争』で練習できますか?

はい、端末内で思考するAIとの対戦や終盤の振り返りを無料で行えます。通信を使わずにAIと対局でき、対局後にAIの講評を読んで着手を確認できます。

アプリで遊ぶ

スチームパンクの世界を巡るリバーシのアプリ『特許戦争』。AI との対局と旅は無料で始められます。

App Store で入手Google Play で入手
コラムの一覧へ

AICREO NEXT のゲームコラム一覧へ